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2019.07.11

みんなが幸せに。多機能型福祉施設スマイリング・パークの挑戦

株式会社eumoのeumoアカデミー経営者コースの一環として、宮崎県都城市にある社会福祉法人スマイリング・パーク理事長の山田一久に、2019年7月にお会いしてきました。2019年に第9回日本で一番大切にしたい会社大賞実行委員会特別賞も受賞されたスマイリング・パーク。老人ホーム、障害者施設、保育園などを多角的に経営する、多機能型福祉施設です。

スマイリング・パークは、山田さんが理事長になった頃から急成長しています。成長の源泉は何なのでしょうか。

山田さんは、大柄で豪快。バイタリティーに溢れた方です。一般職員だった頃に、かつては古い体質だった頃の経営者にとことん対抗して新しいやり方を考えてきたから、鍛えられたと言います。とにかくディベートが好きだとも。そんな山田さんが、職員たちの圧倒的な支持を集めて理事長になったのが2012年。それから最も力を入れてやってきたことは、職員の幸福度向上だそうです。定年は70歳。今後、75歳に引き上げるそうです。年次有給休暇の取得を推奨するだけでなく、年次有給休暇の寄付制度(休暇を他の職員にあげることのできる制度)など、ユニークな試みがたくさん。

どんな職員にも、仕事や家庭やその他のことに課題があって悩んでいるから、たっぷりと対話し、そこを見つけ出し、解決すると、みんな例外なく生き生きと働くようになると言います。職員定着率は97%。もちろん、長期・短期でステイされる方の幸せを考えた様々な配慮もたっぷり。美しい中庭、広くて美しい個室、商店街(無人のショップ群)、カラオケ、映画館、健康チェックできる電子ミラーなど、様々な工夫。まるで綺麗なホテルのような要介護者用老人ホームは、200人もの入居待ち状態だそうです。私自身、自分も入りたいと思いました。

また、帝人のVitalLink、googleのインドアビュー、facebookなどのICTテクノロジーを積極的に活用していることでも有名です。職員は笑顔に溢れ、入居者の方々も楽しそう。みんな、大きな家族のようです。見学に慣れておられるのか、職員の方も入居者の方も、見学者である私たちに対してすがすがしい笑顔で挨拶してくださいます。

もちろん、幸せの4つの因子が当てはまります。

山田理事長と職員の方々の、力強い「やってみよう」
職員の方々も、利用者の方々も、「ありがとう」がいっぱい
急拡大へのチャレンジも、志があるから「なんとかなる」
自分たちを信じて「ありのままに」

「ああ、本来、当たり前の、素敵な関係性がここにはあるなあ」と心が熱くなりました。大きな家族のような、心の触れ合いにあふれる施設です。日本中がこんな施設でいっぱいになったら、どんなに素敵なことでしょう。間違いなく、日本中の福祉施設がお手本にするべき、すてきな施設です。見学をさせていただき、どうもありがとうございました。

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