町工場がカフェになった東山田食堂＆シェアごはんの活動

たまたま家が近くて知り合った男澤誠さん。株式会社スリーハイという、配管用のヒーターの会社を経営する方です。そんな男澤さんが、最初は会社の二つ目の社屋のつもりで借りたスペースを、会社兼コミュニティースペースにしようと思い立ったそうです。名前はカフェDEN。

写真の右側に見えているオレンジ色の物体が、配管の曲がったところに取り付けるヒーター。従業員の方が手作業で組み立てておられました。左側はカフェスペース。おしゃれです。近所の農家の方からいただいたというニンジンが見えます。今日は一月に一度の東山田食堂の日（第３金曜日）。ここは住宅地と工場が接する地域なのですが、地元の住民や工場勤務の方のためにお弁当を売っている日です。ちなみに白いTシャツの方が、男澤さん。

上の写真の下側に写っているのが今日のお弁当です。600円。安価なのは、地元農家さんの規格外の野菜や、地元餃子工場の不揃いの餃子など、売れないけれども捨てるにはもったいないものを用いて作っているから。私もいただきましたが、心がこもっていて美味しかったです。

東山田シェアごはんは、男澤さんと、37’s Caféの安田美名さん、つきあかりの遠藤円香さんが主催されています。安田さんはエコなお弁当をプロデュース。遠藤さんのつきあかりでは、福祉事業施設で作られた焼き菓子をさまざまな形で販売しています。

ちなみに、東山田食堂以外にも、以下の取り組みをされています。

第1金曜日：37ランチ
第2金曜日：キッチンカー ココリール
第3金曜日：東山田食堂
第4金曜日：キッチンカー コマデリ

すばらしいですね。工場と地域をつなぎ、人と人をつなぐ活動。まさに、町のウェルビーイングを高める活動ですね。これからも、応援しています。みなさんも、機会があったらぜひ訪れてみてください。

お店の中と外で男澤さんと記念撮影（笑）

 

執筆・文/前野隆司